絶対的なスタイリストの地位

絶対的なスタイリストの地位

一般的な企業などでは、たとえ年齢がちがっていたとしても入社した日が遅い方が「後輩」とみなされる事は多いものです。もちろん年齢の差の部分で人として敬意を払う事は必要かもしれませんが、その会社の実務経験と言うのがいわゆる「上下関係」となることが多いものです。実際に年下の社長に使えている中途採用社員も多いものです。ですが美容室と言う場所ではそうはいきません。決定的に上下関係を分けるのは、アシスタントかスタイリストか、という事ではないでしょうか。アシスタント3年目の人がいる美容室へ他のお店からその美容師よりも若いスタイリストが中途採用で入って来たとしたら、何歳であろうがその美容室での経験年数が長かろうが、絶対的にスタイリストの方が立場が上なのです。だからこそアシスタントたちは早くスタイリストになりたい、という気持ちを強く持つものだとは思いますが、その上下関係の厳しさ故にスタイリストになることをあきらめてしまう人が少なくない、という現実も有ります。アシスタントはスタイリストに、スタイリストはトップスタイリストに、と常に上を目指す事が求められるこの美容室と言う職場では、そういう体制に付いていけない、という人が出ても不思議はないような気がしますね。美容室は上下関係が厳しい、というのは良く聞く話ですよね。今の時代上下関係が厳しいという風潮は時代に合わないような気がするのですが、何を持って上下関係が厳しい、と言われているのでしょうか。その一つとして美容室と言う所は入社した時点でまだ美容師として一人前ではない、お客さんの前に出る事が出来ない、という状況にあるからかもしれません。そこからお客さんの髪を切ることができるようになるまでに、雑用や練習をしながら先輩美容師の指導を受ける、というのが通例なんですね。シャンプーやマッサージなど、まずはお客さんの髪の毛を切ること以外の所から練習が始まって順を追ってその課題をクリアしていく日々が始まる訳です。当然先輩からの指導が厳しい事もあるでしょうし、一つでも自分より上の課題をクリアしている人との間に明確な優劣が生じる世界なんですね。そしてそれが一般的には一年以上、長い人では3年程度かかります。では晴れてスタイリストデビューしたならば上下関係は無くなるのか、というとそうではありません。そこからは人気商売となります。お客さんからの信頼が厚く指名が多く取れる美容師がやはり優秀だ、とされるのです。美容師間の上下関係とは、こういった年齢や経験年数以外の所で優劣が付く事で「厳しい」と感じる人が多いのでしょう。辻堂の美容院