カルテの目的

カルテの目的

みなさんの通っている美容室では美容師の皆さんがカルテを作っておられるでしょうか。ほとんどの美容室が今ではお客さん一人に対して「カルテ」を作っています。ですがなかなかお客さんの中で自分のカルテに書かれている事を見たことがある、という人はいないでしょう。カルテとは本来病院などで使われていますよね。患者さんの情報や履歴が書かれているものです。美容室でどうしてこのカルテを作る必要があるのか、というと、おそらく病院と同じような目的だと思うのです。良く考えてみれば髪の毛というのはそのお客さんの身体の一部です。身体の他の部位と同じように大切なものです。また体の一部ですから体の内部や外的要因によって、傷ついたり変化したりもするものです。そういったお客さんの髪の状態、そこに施した施術の履歴、などをきちんと把握しておくことはその日にそのお客さんに対してどのような施術を行うべきか、という判断をする時にはとても重要なことなんですよね。ですから本当なら病院なら「主治医」とか「かかりつけ」と言われるような一人のお医者さんに自分の身体の事を任せるのと同じように、自分の髪の毛は一人の美容師さん、もしくは一件の美容室で見てもらうのが理想ですね。毎回違う美容室へ行っていては、行くたびにカルテのない美容室へ行く事になります。美容室のカルテが病院のカルテと違うのは、場合によってはお客さん個人の事について書かれていると考えられることでしょう。美容室と言う所はヘアスタイルを整えるところではありますが、お客さんの滞在時間も長く、その間には髪を整えるだけではない事も多々あります。美容室側はできるだけそのお客さんに美容室に滞在する時間を心地よく過ごしてもらいたい、と思っているはずです。たとえ美容師のテクニックには満足していても、その美容室に入る2〜3時間の時間が苦痛に感じるようでは、常連になってくれる可能性は低いでしょう。実際に美容室に求める事として、居心地の良さを挙げる人は多いものです。ですからそのために美容室では、そのお客さんがどのようにこの美容室で過ごしたい、と思っている人なのか、という事をカルテに記載してスタッフでその情報を共有している事があるようです。たとえば会話を好まないお客さんの場合、そのようにカルテに記載しておけば、どのスタッフもそのお客さんに対して必要以上に話しかける事はしないでしょう。逆にお客さんの困った面についても書かれているかもしれません。ドダキャンや遅刻の常習犯であったり、かならず来店後にクレームをつけてくるような人もスタッフでその情報を共有しておけば上手く対処できるからです。府中にある美容院